背景にある標準
航空会社の搭乗券は、Bar Coded Boarding Pass標準である、IATA Resolution 792が定めるデータの配置を使っています。これにより、どの航空会社や空港のスキャナーも、乗り継ぎ便を含め、どの航空会社の搭乗券でも読み取れます。
IATAの加盟会社は、2000年代を通じて、磁気ストライプの搭乗券からバーコード付き搭乗券へ移行し、業界全体でBCBPが完全に採用されたのは、2010年ごろです。
使われるバーコードの種類
印刷された搭乗券は、スタック型の一次元バーコードであるPDF417を使います。スマートフォンの画面に表示するモバイル搭乗券は、Aztec、QR、Data Matrixを使えます。特に、航空会社のアプリやスマートフォンのウォレットでは、Aztecが一般的です。
どのシンボル体系を使っても、中のデータは同じ固定形式のテキストなので、バーコードの種類は、主に、スキャナーと媒体が最も得意とするものを反映しています。
バーコードの内容
データは、ほとんどが、固定幅の項目に入った、暗号化されていないプレーンテキストで、どのバーコードリーダーでもデコードできます。必須の部分は、各区間の便をカバーし、任意の項目でマイレージ会員番号などを加えられ、その後に、任意のセキュリティ署名が続きます。
- 乗客名(姓と名)
- 予約番号(PNRコード)
- 出発地と目的地の空港コード
- 航空会社と便名
- 搭乗日、年の通算日で表記
- クラス、座席、チェックインの順番号
搭乗券の写真を投稿してはいけない理由
搭乗券の写真は、バーコードだけでも、乗客の名前と予約番号が分かってしまうことがあります。この2つがあれば、航空会社のWebサイトで予約にログインし、個人情報を見たり、場合によっては、旅程を変更やキャンセルしたりできることがよくあります。
搭乗券は人に見せず、印刷したものは、旅行のあとにそのまま捨てずに、シュレッダーにかけるほうが安全です。