iCalendarイベント

別名: VEVENT, カレンダーQRコード, ICSイベント, 予定QRコード

定義

iCalendarイベントは、BEGIN:VEVENTで始まる、会議や予定を記述する標準のテキストブロックです。QRコードにエンコードすると、スマートフォンが、予定をカレンダーに追加できます。

イベントのテキストの形

iCalendarのイベントは、BEGIN:VEVENTとEND:VEVENTの間に、ラベル付きの行を並べたものです。この形式は、2009年に発行されたRFC 5545で定義され、.icsのカレンダーファイルで使われるものと同じです。

QRコード向けの短い例は、BEGIN:VEVENT、SUMMARY:Bread baking class、DTSTART:20261015T170000Z、DTEND:20261015T190000Z、LOCATION:Maple Street Bakery, Portland、END:VEVENT です。完全なカレンダーファイルは、イベントをBEGIN:VCALENDARで包み、UIDやDTSTAMPなどの項目を加えますが、QRコードでは、スペースを節約するため、イベントのブロックだけを運ぶことがよくあります。

  • SUMMARY:イベントのタイトル
  • DTSTARTとDTEND:開始と終了、YYYYMMDDTHHMMSS形式
  • LOCATION:場所または住所
  • DESCRIPTION:長めのメモ
  • 末尾のZは、時刻がUTCであることを示します

時刻を正しく書く

時刻を、末尾にZを付けてUTCで書けば、誰にとっても正しい現地時刻でイベントが表示される、最も簡単な方法になります。Zのない時刻は、フローティングのローカル時刻として扱われるため、別のタイムゾーンにいる人にはずれることがあります。名前付きのタイムゾーンには、追加のデータが必要で、コードが大きくなります。

終日のイベントには、DTSTART;VALUE=DATE:20261015のように、日付だけの値を使えます。

対応状況と代替手段

標準のカメラアプリでの、イベントコードへの対応は、まちまちです。イベントを直接追加するよう提案するものもあれば、テキストを表示するだけのものや、スキャナーアプリが必要なものもあります。印刷する前に、利用者が使うスマートフォンで確認しておく価値があります。

よく使われる代替手段は、ホストした.icsファイルや、カレンダー追加ボタンのあるイベントページへのリンクを入れたQRコードです。リンクなら、コードを印刷したあとで、時間や場所を修正することもできます。

よくある質問

QRコードで、カレンダーに予定を追加できますか?

はい。イベントをiCalendarのVEVENTブロックとしてエンコードすると、対応するスマートフォンが、追加を提案します。対応状況はまちまちなので、.icsファイルへのリンクが、確実な代替手段です。

カレンダーの時刻の末尾にあるZは、何を意味しますか?

時刻がUTCであることを示します。カレンダーアプリは、それを各自の現地のタイムゾーンに変換します。

カレンダーのQRコードで、予定が違う時刻に追加されたのはなぜですか?

時刻を、Zやタイムゾーンなしで書いたため、読み取ったスマートフォンのローカル時刻として解釈されたのでしょう。時刻は、末尾にZを付けて、UTCで書いてください。

出典と規格

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